5/4のキラウエア溶岩情報

カテゴリー: 溶岩情報 | 投稿日: 2007.5.6

おはようございます。
今日は昨日(5/4)のキラウエアのエンドオブロードからの溶岩の状況を報告します。
プラマパリは、森を焼きながらアア溶岩とパホエホエ溶岩が斜面いっぱいに流れました。なかなか見応えがありまた。
最近のプラマパリは、望遠鏡で必死に探して微かに光る溶岩が見えるという感じでしたが、数日前から上のほうに新しいフローが見えてきました。
かなり広範囲に広がり、見ている間に変化し、見飽きない感じでなかなか帰れませんでした。
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(写真をクリックすると少しだけ大きくなりますよ)
左は日没後30分のプラマパリの溶岩です。
森が焼かれながら広範囲に広がっている様子がわかります。
時折オヒアの幹から激しく炎が上がり、ペレとオヒアの戦いが繰りひろげられていました。
ペレはオヒアを焼きますが、この場所もやがて噴火帯からずれて、ペレは焼けなくなります。
その後オヒアがゆっくりと岩を割り、根を伸ばし、寄生植物を身にまとい、耕し始めます。
腐葉土を作り、さまざまな植物たちが暮らせる環境を整えて行きます。虫や鳥が集まり、にぎやかな生き物の世界を作っていきます。
レフアは今も小さな小さな種を飛ばし、ペレが焼いた大地に新しい子供たちを蒔き続けています。
やがてペレは、新たな活動の場に移り住み、島を創り続けることでしょう。この太平洋のど真ん中で、7800万年もの間繰り返されてきた地球の営みは、誰もが神を感じ、生きている惑星に暮らしていると実感します。
話は脱線しましたが、右が日没後50分のプラマパリです。
辺りは真っ暗になり、煙が赤く照らし出され幻想的になります。
望遠鏡では、森林から煙が上がり、突然火を出すさまがアップで見れました。刻々と変化する状況に、何度も何度も望遠鏡を覗き、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
星も月が9時12分に上がって来る日でしたが、幸い海岸線はどんどん雲が晴れてきて、天の川や南十字の近くの、エータカリーナ星雲やNGC3532という散開星団、宝石箱という散開星団が良く見えました。月が邪魔して見えにくかった1週間がやっと終わり、満天の星空を楽しむこともでき最高でした。
レンジャーステーションに戻る最中、日の出のような明るい月の出も見れ帰路に着きました。
日々変化する溶岩ですが、それがゆえに何度でも来たくなるハワイ火山国立公園は、やっぱり世界で一番愛する場所です。
休みにも行ってしまうこの場所を、体が続く限り皆さんを連れて感動を山分けしたいと思います。
キラウエア・・・・・最高!
最後に余談ですが、オジギソウは子供の頃からの私のおもちゃです。あるとつい触ってしまいます。
左がお触り前で、中央がお触り後です。花は摩訶不思議です。
私と同じくかなりのくせ毛ですね。
ツアー中にアカカの滝の駐車場で撮りました。
お客さんも皆童心に帰って遊びますよ。
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