ハワイ火山国立公園の鳥たちPart3

カテゴリー: 雑感いろいろ | 投稿日: 2007.4.1

皆さんお久しぶりです。ガイドの和田タイチョーです。
2月半ばから、背中を痛めてしまい、徐々に悪化してしまいました。3月にはかなり悪化してしまい、ツアーを最優先するために、ブログはお休みさせていただきましたふらふら
鍼灸治療にカイロプラクティクに、自宅での赤外線&マッサージ、低周波治療を続け、何とか復活の兆しが見えてきました。
ブログは時々、3行ずつぐらい書き溜めて、ようやく本日完成しました手(チョキ)
まだ、ツアーに全力を尽くすために、ブログは調子の良いときだけしかできませんが、徐々に更新したいと思っています。
さて、今回はハワイ諸島の中でも、ここハワイ島ビッグアイランドにしか生息しない貴重な鳥です。
ハワイ唯一の鷹、Io(イオ)というハワイノスリと、ハワイ一の美声Omao(オマオ)というハワイツグミです。
まずはイオですが、猛禽類としては小柄な方ですが、翼を広げ滑空しながら上昇気流を捕らえて旋回上昇する姿は、ハワイの鳥の中で一番威厳を感じさせます。
ほとんど羽ばたかずに、円を描きながらどんどん上昇していく様は、グライダーやパラグライダーを思わせます。
所詮人間の作る機械など、大昔から自然の中に存在してきた、大法則に則って作られたもの。地球の生き物たちが当たり前に行ってきた事を、機械仕掛けにしたものに過ぎないのでしょうね。
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(写真をクリックすると少し大きくなりますよ)
イオはハワイ王朝時代から神聖な鳥として、大切にされてきました。オアフ島ホノルルに建つ、全米唯一の宮殿“イオラニ宮殿”の名前にも使われている事からも、ハワイアンたちにとって特別な鳥だったことは想像できます。
上昇気流に乗り、上空高く旋回しながら獲物を探します。
鷲鷹の仲間は、非常に視力がよく、高い空から小さな獲物の動きを見逃しません。視力は人間の8倍とも言われ、上空から広域で獲物を探し、狙いを付けると一気に急降下し、言葉どおりの鷲づかみで獲物を連れ去ります。
安全な場所でゆっくりと食事を取ります。
生涯一つがいで、一度ペアーを組むと離婚はしません。
バツイチの私には耳が痛いですバッド(下向き矢印)
ツアー中に遭遇することがありますので、皆さんもツアー中は地上だけではなく、上空も気にかけておいてくださいね。
ちなみに、濃い茶色のダークカラーと、白っぽいライトカラーの2タイプがいます。写真の電線にとまっているのがダークカラーバージョンで、滑空しているのがライトカラーバージョンです。
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次はOmao です。
まともな写真が無くて申し訳ありません。
美しい声は良く響いているのですが、なかなか目立たない鳥で、近くで写真が撮れていないのでご勘弁ください。
オマオはハワイツグミとも言われ、その鳴き声の美しさは天下一品です。エコーのかかったような美しい声で、何度聴いても惚れ惚れします。
ツアー中に、よく鳴き声だけが森に響いています。
こぶしの利いた呼びかけの声もありますが、歌いだすと同じ声の持ち主とは思えない美声に変化します。
そのギャップがまた魅力です。
その他、ハワイクリーパーなど、ハワイ島にしかいない固有種に逢えたら、ハワイ島滞在も更に輝きのあるものになりますね。
なるべく、見つけ次第にお客様にお教えしていますので、皆さんもなるべくガイドの近くを歩いて、一瞬のチャンスを逃さないようにしてください。
Aloha~!