9/20 溶岩情報

カテゴリー: 溶岩情報 | 投稿日: 2006.9.23

9/20の溶岩は、またまた大きな変化があり、なかなか見ごたえがありました。
PKKフローのオーシャンエントリ(イーストラエアプキ)の内陸部で、ラバチューブの溶岩が溢れ出し、地表面を激しく流れました。
お弁当を食べ、エンドオブロードに近づくと、変な場所にオレンジ色の柱のようなものが見えました。
この日は出発が遅れ、現場に行くのが20分ほど遅くなりました。
歩いている時に、オールドクリッフを滝のように流れていた溶岩でしたが、到着時には少し固まり始めていました。
http://hvo.wr.usgs.gov/kilauea/update/archive/2006/Aug/IMG_2479-c-Elae_L.jpg
上のリンクの写真を参考に見ながら読んでください。
写真のオールドクリッフ(古い崖)の中央から流れ落ちた溶岩は、固まりながらニューデルタを成長させ、現在約6万5千坪の土地を海に作りました。
ニューデルタの地下のラバチューブを流れ、水蒸気を上げながら海に流れています。
20日はどうやら、リンクの写真の崖の左寄りから新たに流れ落ちたようです。
DSC_0545s.jpg DSC_0547s.jpg DSC_0549s.jpg
上の写真の左が到着時の7:10PM の写真です。
右の方で水蒸気を出しているのが、イーストラエアプキのオーシャンエントリーです。その左上が、遥か遠くのイーストカイリイリのオーシャンエントリーです。そこから左側が全て新しい溶岩流になります。
ニューデルタの水面近くには一直線に流れが見えます。
一番左は、新しい溶岩の滝が見えます。
その後溶岩の滝は固まり始め、表面の流れは止まり、内部だけが流れて海に流れ込んでいました。
一番良い状態を見逃したので、なんとか迫力のある場面を見せたいと粘りました。こういう日は劇的な変化が起きる可能性が高いので、クレストはいつも普段より時間をかけ、変化を待ちます。
一度固まりかけた溶岩流は、通路が狭くなるために圧力が上がり、再び表面に激しく流れることが多いのです。
予感的中!崖の上に赤い溶岩の流れが見えてきました!
どんどん崖に向かって進んでいるのが、肉眼でもはっきりわかります。
流れはすっかり固まってしまった滝に向かっています。
滝の場所で、ついに溶岩流は崖を落ち始めました。
「みんなぁ~!溶岩落ちるよ~!見て見て~!」
全員で双眼鏡&望遠鏡で溶岩が滝になる瞬間を見れました。
大歓声の中(私が一番騒いでいましたが)一気に滝になりました。
その瞬間を写真に収めたかったのですが、三脚が一個しかなかったので、皆さんに見ていただくのが優先なので、申し訳ありませんが決定的瞬間の写真は無いんです。
その後下流部にその大量の溶岩が流れ込み、海に流れる溶岩が幾筋もの小さな滝になりました。
中央の写真は、皆さんが見まくった後、三脚にカメラをつけて撮りました。
(8:17PM の写真になります。1時間以上見学してたことになりますね)
滝の勢いはおさまっていますが、海に流れる流れは左の写真よりはるかに多くなっています。
右の写真は望遠鏡にカメラを付けて撮影しました。
皆さんが覗いている風景は、こんな感じになります。
滝のアップですが、さすがにシャッタースピードが遅いので、ぶれてしまっています。でも、なんとか流れ落ちる雰囲気は出てますでしょ。
次の日は、宮ちゃんがチャーターだったので、歩いてきました。
すごかったらしいですぅ~!
なんと、宮ちゃんのほうが先にブログアップしてます(汗)
また大きな変化があったらお知らせします。 和田タイチョー