溶岩と星のツアー カラパナ編 8月後半

カテゴリー: 溶岩と星のツアー | 投稿日: 2008.8.31

溶岩と星のツアー、8月後半の溶岩の写真です。
おかげさまで、ツアーやお客様へのメールの返信で忙しく、かといって、ツアーに万全を期すために睡眠時間を削るわけにもいかず、ブログの更新が滞っています。ごめんなさい。便りが無いのは良い知らせ(?)というわけで、お許し頂ければと思います。
それでは、直近の8月28日(ハワイ島時間、以下同様です)の写真から。この日は、前日に引き続き、激しく水蒸気爆発が起こり、絶え間なく溶岩が噴水のように吹き上げておりました。実は、ここしばらくは、このような爆発は起こっていませんでした。溶岩が海に流れると新たな陸地ができ(デルタと呼びます)、地形が変化してしまうのですが、おそらくそのデルタが崩壊し、ラバチューブが直接海に面する形となり、水蒸気爆発を誘発しやすい地形に変わったものと思われます。これまでの経験上、溶岩の量が減らなければ、しばらくこのような状態が続くものと思われます。
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次に、この前日、8月27日の様子ですが、到着した当初は、先端部分でそこそこの規模の爆発が、まあまあの頻度で起こっているという感じでした。
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ところが、そろそろ引き上げようと考えていた午後7時40分ごろ、突然、大規模な爆発が始まりました。おそらくデルタの崩壊が、この頃から始まったのではないかと思います。溶岩が噴水のように絶え間なく吹き上げ続きました。展望台にいた人たちから、歓声と拍手が沸き起こりました。私もお客様も大興奮!この頃には、ほとんどのツアーや一般の観光客の多くが引き上げた後でしたので、人は少なかったのですが、この瞬間に立ち会えた人は本当にラッキーだったと思います。結局この日は、午後8時20分ごろまで溶岩に見とれていました。
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ところで、望遠鏡をのぞいていたお客様が、突然、人がいる・・・、と仰ったので、カメラのファインダーを良く見てみると確かに人影が・・・。プレスの人でしょうか?一般の人は立ち入り禁止の場所です。望遠鏡をのぞくと、身を伏せたり、少し走って逃げたりと、その一部始終を見る事ができました。次の日、ニュースにはなっていなかったので、無事だったのだと思いますが、命懸けですね。でも、このおかげで、人との大きさの比較から、溶岩の爆発の規模がいかに大きいものかお分かり頂けると思います。
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8月23日~8月26日は、残念ながら、少々静かな感じでした。水蒸気爆発はあまり起こりませんでした。溶岩はたくさん出ているのですが、おそらくデルタが大きくなって、溶岩がデルタ上を横に広がっていたのだと思います。でも、煙は赤く染まってなかなか幻想的で綺麗でしたよ。
8月26日は、和田タイチョーの報告によると、小規模ながら水蒸気爆発は起こっていて、なんとかお客様全員に溶岩が飛んでいる様子をご覧頂くことが出来たとのことです。でも、写真に写るほどではなかったようです。
下の写真は、上から順番に8月25日、24日、23日の様子ですが、日によっては、望遠鏡で溶岩が少し飛んでいる様子がご覧いただけたと記憶していますが、やはり写真に写るほどのものではありませんでした。でも煙が赤く染まる様子が良い感じでしょ。
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8月21日、22日は、和田タイチョーからの報告によると、溶岩がそこそこ飛び散っていたとのことです。下の写真は、8月22日の様子です。
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8月20日は、けっこう頻繁に水蒸気爆発が起こっていました。夕暮れ時の少し明るさが残る時間から暗くなるまで、溶岩の赤さが一番変化する時間帯にご覧頂くことが出来たのですが、美しかったですよ。とても良い感じでした。
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8月19日は、この前日、溶岩がかたまりで飛び散るすごいシーン(溶岩の写真8/18)をご覧頂いていたので、かなり期待をしていったのですが、到着後、しばらくは何も起こらず、気分がダウン右斜め下 (笑)。ところが、午後7時24分、突然、それは始まりました!またまた、溶岩がかたまりで飛び散り始めたのです。わずか2~3分の饗宴でしたが、こんなシーンは、私たちもめったに見られるものではありませんので、十分にご堪能頂けたと思います。前日は、15分おき位にこのような爆発が起こっていたので、この日も、もう一度見よう!と待つことに。結局40分待ちましたが、この日はこの一度きりでした。残念!
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