溶岩と星のツアー カラパナ編 12月前半ダイジェスト

カテゴリー: 溶岩と星のツアー | 投稿日: 2008.12.18

溶岩と星のツアー カラパナオーシャンエントリーの12月前半の中から数日ダイジェストでご報告します。
12/2はカラパナのビューポイントに到着時には煙も少なく、爆発も殆どなくおとなしい状態でした。途中から煙の勢いが強くなり、爆発も始まりました。
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(写真をクリックすると少し大きくなります)
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12/3は煙がかなり明るく染まっていました。遠くから見て煙が明るいと、意外に爆発はおとなしいことが多いので、おや?と思ったのですが、爆発もなかなか激しく、特に飛び散る溶岩の速度が速いように思いました。もちろん飛距離も当然ありました。
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帰り道のサドルロードでは、まさかの4600年ぶりのマウナケア火山噴火!と思ってしまう山火事が見えました。弊社のツアーに参加した後に、夜間オレンジ色の光を見ると溶岩だと思ってしまうというのが、完全にツアーの副作用です(笑) しかしこれがマウナロアだったら、絶対噴火したと思ってしまいます。
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12/7はかなり爆発をしていたのですが、少々煙が邪魔をしていました。煙がなければかなりすごい爆発が見られたと思います。十分見えたのですが、人間欲が出るもので「もしも煙が無かったらなぁ~」などと贅沢なことを考えてしまうのもです。本当は煙が赤く染まるだけでも凄いことなのに、最近は爆発が弱いと少しガッカリしてしまいます。こんな贅沢な事を言っていたらペレ様のバチが当たってしまいます。
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12/9は風が弱く、更に煙が邪魔になってしまいました。しかし、肉眼では見えない小さな爆発も、望遠鏡では目の前のように見えるため、かなり飛び散る溶岩は見えるものです。各自に配る広視野の双眼鏡と1台ご用意する望遠鏡が威力を発揮します。ちなみに弊社のオーシャンエントリーの写真はおよそ12倍程度の望遠ですが、弊社がご用意する望遠鏡は20~45倍程度ですので、飛び散る溶岩の形まではっきりわかる迫力です。
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12/10は風向きが悪く、カラパナのビューポイントは閉鎖となり、ビューポイントには行けませんでした。お天気や風向きを考慮しながら、どこで何を見るのが一番良いのか決めることにして、ツアーを進めていきました。
困った時の夜のハレマウマウ火口も、最近は殆ど赤く光らなくなってしまい、オーシャンエントリーを見るしかないのですが、カラパナのビューポイント以外からは、障害物が多く思うように爆発は見えません。
私はどちらかというと、感で動くタイプの人間なので、直感的にあまり後のことは考えず、今どうしようかで動いてしまいます。後のことは後で考えるというタイプ。それが吉と出ることもあれば、凶と出ることもあります。
南よりの風が吹いたこの日のキラウエア山頂~イーストリフトゾーン一帯は、フォルトゾーンの崖で発生する雲に覆われ、あまり景色も見えない状態。まだカラパナに行く可能性が高かったのですが、崖まで行けばスカッと雄大な景色も見えると思い、帰りが遅くなるのを覚悟の上で行ってみると、案の定メチャきれい!しかもオーシャンエントリーもクリアーに見えて、こりゃ国立公園から見えるかもということで、え~い!下まで行っちゃえ~!と一気に下りちゃいました。今シーズン初のザトウクジラも見れて、一同大感激!

暗くなるまで時間があったので、エンドオブロードまで久しぶりに歩きました。サンセットも見れて上の悪天候がうそのようでした。
昔道路だったので溶岩の中に道路標識が忽然と現れます。おくにはカラパナオーシャンエントリーが見えています。
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イネ科の植物の穂が夕日に染まり本当にきれいでした。
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国立公園側から見るカラパナは遠いので、天体望遠鏡とフィールドスコープの2台の望遠鏡を設置、各自に配った双眼鏡と合わせて眺めていただきました。
天体望遠鏡は80倍程度で見ましたので、爆発で飛び散る溶岩もかなりアップで観ることが出来ました。
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月夜の晩は星はあまり見えませんが、月明かりが本当にきれです。水面はきらきらとミラーボールのように煌き、絶え間なく模様を描きながらうごめいています。
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12/12はカラパナ再開です。この日は日本のテレビでカラパナから中継があったそうですが、その撮影隊なのか違う人たちなのかはわかりませんが、オーシャンエントリーの近くに4人ほど写っています。安全な距離にを保っていますのでかなり手前に居るのですが、それでも奥の煙や火柱と比べると人間は小さいですね。というか爆発の大きさは想像以上ですね。
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以上、12月前半ダイジェストでした。なるべく早く最新版をアップいたします。
では、おやすみなさい Aloha~!