12/21の夕方4:30頃から、キラウエア山頂の傾斜計がデフレーション(収縮)に転じました。最近起こったデフレーションは、いずれも半日程度で膨張に転じ、オーシャンエントリーが止まる事はありませんでした。数値も1~2マイクロラディアン程度でしたが、今回はほぼ5マイクロラディアンも落ち込みました 8月の大きなDI(収縮膨張)イベント以来の2008年で2番目に大きなDIイベントになってしまいました。(8月は8マイクロラディアン)
プウオオ火口の傾斜計も少し遅れて夕方6:00頃から、ほぼ2マイクロラディアン落ち込みました。プウオオは22日の昼近くに再びインフレーション(膨張)に転じ、また緩やかなデフレーションに入りました。キラウエア山頂はなかなかインフレーションに転じず、23日の昼頃から急激なインフレーションを起こしました。プウオオも少し遅れて急激なインフレーションに転じました。
このインフレーション、デフレーションが溶岩の出具合に大きく影響を及ぼします。
12/22にオーシャンエントリーは完全に一時停止状態に入り、煙すら出ないという状況になりました 12/23もまだオーシャンエントリーは戻っていません
しかし、23日のインフレーションによって、またオーシャンエントリーの溶岩は戻ってくるはずです。プウオオも少し遅れてインフレーションしていますので、24日の夜に戻ってくれることを祈っています。
また復活しまたらご報告いたします。とりあえず緊急報告でした。