“溶岩と星のツアー” 緊急のお知らせ

カテゴリー: 溶岩と星のツアー | 投稿日: 2007.6.20

ハワイ時間6月17日未明より、キラウエア火山国立公園内のチェーン・オブ・クレータズ・ロードの途中を震源として火山性の群発地震が発生しております。これは、新たな噴火活動が開始する兆候ととらえられており、6月19日(ハワイ時間)には、チェーン・オブ・クレータズ・ロードに隣接するPauahiクレータの東側、約5~6Km地点に新たな溶岩の流出が発見されております。
これに伴い、危険回避のため6月19日(ハワイ時間)現在、チェーン・オブ・クレータズ・ロードが全面的に閉鎖されており、これまで海沿いでご覧頂いていた溶岩を見に行くことができなくなっております。状況は日々刻々変化しておりますので、場合によっては、新たな噴火活動が開始する劇的瞬間に立ち会うことができるかもしれませんが、今現在、赤い溶岩をご覧頂くことをお約束できる状況では無いことをご承知おきください。
ただし、キラウエア噴火口を一周するクレーター・リム・ドライブは通行できますので、キラウエア火口、ハレマウマウ・クレーター、サーストン・ラバチューブ等は、従来通りご覧頂けております。火口内のハイキングやバードウオッチング等の自然観察を従来以上に充実させ、溶岩が見えない場合でもたっぷりお楽しみ頂いておりますので、Big Island CRESTの“溶岩と星のツアー”をこれからもよろしくお願いいたします。状況に変化が有りましたら、随時お知らせしてまいります。
なお、国立公園とは反対側のカラパナ地区からの入場は従来どおり禁止されておりますので、アメリカ合衆国・国立公園局より進入しないように との通達が、これを機に改めてツアー催行会社各社に届いております。海岸線の溶岩フィールドへは、すべての道が閉ざされている状況です。
また、24年の長きにわたり、赤い溶岩を流し続けていたプウウ・オオ噴火口へのマグマの供給が、今回の一連の活動の影響で、極端に弱まり、海まで溶岩を供給していたラバ・チューブの溶岩も止まってしまいましたので、海岸沿いまで降りられたとしても、赤い溶岩が見えない状況になっているようです。