溶岩と星のツアー4/21 カラパナ編 カメラマンSP

カテゴリー: 溶岩と星のツアー | 投稿日: 2008.4.25

遅ればせながら、4/21の溶岩と星のツアーの報告です。この日は気合の入ったNikon D3を持って来たカメラマン夫婦。貸切りなので写真撮影バージョンでアレンジしちゃいました。
この日は朝から天気が良く、Vog も久しぶりに晴れ最高の観光日和。貸しきりのためリクエストを伺うと、このブログの読者とのことで、赤い溶岩の写真とムーンボウ、ネネの写真が撮りたいとのこと。了解!任せてください!カイルアコナから190号線を北上し、ビッグアイランドカントリークラブに寄り、ネネ探しをしましたが発見できず、七面鳥がちょろちょろしてました。牧場地帯に入るとマウナケアがメチャきれい。早速写真撮影。その後もコハラ山もきれいに見えて写真撮影。
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(写真をクリックすると少し大きくなります)
雄大な牧草地帯にそびえ立つマウナケアは優美。かすかな雪と天文台が良く見えました。コハラ山は東半分に雲がかかり、西半分が雲が無いのが良くわかりますね。これぞ貿易風と山が生み出すハワイの典型的な気象現象です。森も東側に多く西は草原になっています。
ワイメアを通り、ホノカアのテックスドライブインを経てアカカの滝に向かいます。ホノムののどかな商店街を抜けるとまたまたマウナケアが見事。
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枯れた草原地帯のマウナケアから一転、緑の草原の中のマウナケアです。この空の広さは本当に爽快~!ハワイ島の魅力満載の写真が撮れそうな予感。
それにしてものどかなハワイ島。電柱もこんなに傾いて立ってます。倒れなきゃOK!みたいなノリでしょうか。ハマクアは晴れるとグリーンとブルーのコントラストが本当にきれいです。おおらかな気持ちになります。
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ヒロのビッグアイランドキャンディーズに行く前に、ネネ探しのリベンジです。いましたいました、可愛いネネちゃんです。親戚のカナダ雁に紛れてネネちゃんさりげなく登場。カナダ雁と比べて首が短く、どこと無くずんぐりしていてやっぱりネネは可愛いな~。渡りできているカナダ雁の一部が渡りをやめて定住したというのがネネだという説が有力。ネネは水かきが小さくなり、首が短くなり、足が長くなり、羽が短くなりました。ちょっと比べてみてください。
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左がカナダ雁、右がネネ(ハワイ雁)
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警戒心ゼロ・・・・お客さんも笑いながら写真を撮ってました。ネネを観ていると誰もが笑顔になるから不思議です。あの可愛さは出会った人にしかわからないんですよね。
ネネちゃん、水辺に移動開始。ついにスクープ!ネネちゃん水鳥だったことを思い出しました(笑)
いつも山の上にいるので、泳いだところを見たことが無かったのですが、はじめて目撃!可愛い!!
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なんだか前のめりな気がするけど・・・ でも立派に泳いでます。平泳ぎのように両足いっぺんに漕ぐ時もあります。う~!きゃわいい~!
でも、そんな可愛いネネちゃんも、国立公園から出てしまえば心無い人の悪行の犠牲になる可能性も高くなります。不用意に餌を与える人々。可愛がっているつもりなのでしょうが、人間の食べ物を与えるのは、かえって野生の生き物たちに悲惨な結果をもたらします。高カロリーで塩分や添加物が入る人の食べ物は、彼らには毒といっても過言ではありません。何も知らず毒を与えられている生き物と、何も知らず毒を与え続ける人間。どちらも不幸です。
さらに、自然の中で遊ぶアウトドアライフ。自然大好きと言いながら自然をぶっ壊す“なんちゃって自然派”な人たち。BBQをしてごみを捨てていく人。きれいな花を盗掘する人。
そんな中で最も許せないのは平気で危険なゴミを捨てていく勘違いアウトドア人間。釣り糸が絡んだネネを見つけました。
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自分では解くことが出来ないネネ。どんどん締まってやがて壊死してしまうかもしれません。捕まえることも出来ず、仕方が無いのでハワイ州森林資源局にメールを送りました。
ビッグアイランドキャンディーズの後、ハワイ火山国立公園に向かいました。キラウエアカルデラも快晴で、ハレマウマウのニューベントも良く見えました。
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ハレマウマウ展望台も見えました。左の写真の赤い丸が展望台です。それを拡大したのが右の写真です。こんなに小さく見えますが、けっこう広い展望台です。吹き飛んだ岩で大きく壊れています。遠くにはマウナウルがくっきりと見えました。
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左がジャガーミュージアムから見たマウナウル。右がマウロア・オ・マウナ・ウルから見たマウナウルです。ジャガーから見えるマウナウルの手前には、豊かな森が広がりますが、マウロアから見えるマウナウルの手前は一面焼け野原です。ハワイ島は広大なリフトゾーンの下流側は、いつ焼かれても不思議ではないエリアです。ネネ探しや写真撮影に時間を使ったため、ラバチューブを割愛し、チェーンオブクレーターズロードの雄大な景色を写真撮影し、いつものようにパリの上で引き返しました。
いよいよカラパナです。
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オーシャンエントリーは、ビューポイント側に流れていないため、直接海に流れる溶岩は見えませんでした。しかし、波を受けた溶岩が弾け飛ぶのが見えました。なかなかの迫力でした。
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この日は日没後1時間ちょっとで明るい月が上がってきます。行程上カラパナ以外では満天の星は見えません。カラパナで晴れました~!オーシャンエントリーの上に冬の天の川が横たわりました。この日は黄道光もバッチリ見えました。右が黄道光です。太陽系円盤に沿って、まだ星間ガスが漂っています。太陽の光が希薄なガス円盤を照らし出すのが黄道光です。つまりこの光は、地球の大気を照らす残光ではなく、宇宙空間のガスが光って見えているのです!町の明かりがあってはこの淡い光は見えません。地平線まで明かりが無いハワイ島ならではの淡い光です。おうし座のすばるからふたご座方向に伸びています。
その後、月が上がり星は徐々に消えていきました。後はムーンボウを見せればリクエスト達成。でも、月の反対側は快晴。無理かな・・・ と思っていたら、突然のにわか雨!あっという間でしたがきれいなムーンボウが出ました~!私は撮ることが出来ませんでしたが、お客さんは見事撮影成功!
大興奮の我々。まさに奇跡の雨!神がかり的な一日です。
いつもはサドルロードで星を見ますが、今日はサドルでは月が上がってしまうので行く価値がありません。星はカラパナで見えましたので、南回りで帰り、夜のハレマウマウ火口の写真を撮ることにしました。昼のハレマウマウと夜のハレマウマウを両方観てしまうという欲張りなコースに。
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とにかくカラパナに昼に来ても白い煙しか見えませんし、夜のハレマウマウを見た後はカラパナは閉まってしまいます。どうしても両方真っ赤な状態で見せることは難しいのですが、今回は貸切りでカイルアコナのホテルのみという条件だったので、両方を最高の状態でご覧いただけました。こんなチャンスはなかなか無いので、私も興奮しハレマウマウを出たのが11:45PMになってしまいました(トホホ)でも、めちゃめちゃ楽しかった一日です。お客さんがやる気満々だとこっちも燃えます。4/23のツアーの報告はまた後日にします。おやすみなさい。