溶岩と星のツアー カラパナ編 4/28

カテゴリー: 溶岩と星のツアー | 投稿日: 2008.4.30

溶岩、およびキラウエア火山の最新情報、4月28日(ハワイ島時間)版です。
ツアーの状況をお話しする前に、最近のキラウエア火山国立公園の閉鎖状況に関してまとめておきます。
このブログの読者でしたらご存知の通り、キラウエア(ハレマウマウ)火口から大量に噴出している煙の影響で風向きによっては、国立公園が閉鎖される場合があります。
最近では、
4月23日、24日・・・国立公園、全面閉鎖
4月25日・・・・・・・・・国立公園オープン、ジャガーミュージアムおよび展望台、閉鎖
4月26~28日・・・・国立公園、ジャガーミュージアムおよび展望台、オープン
といった、様子です。
なお、溶岩が海に注ぎ込んでいる場所は、カラパナ地区といって、国立公園とは違う場所にありますので、国立公園が閉鎖されていても溶岩が海に注ぎ込む場所に行くことはできますので誤解の無いようにお願いします。
さて、それでは4月28日(ハワイ島時間)のツアーの様子です。
この日のツアーは、お客様が前日、他のツアーで、アカカの滝、溶岩洞窟等に行かれたということで、通常のコースとは違ったオリジナルコースでツアーを行って参りました。
ヒロ方面へは、ハワイ島の中央を貫くサドルロード(200号線)を使って向かいました。昼間のサドルロードの景色はいつ見ても良いですね。下の写真はサドルロードから望むマウナケア山(標高4205m:左の写真)とマウナロア山(標高4169m:右の写真)です。雄大で清清しい、ハワイ島ならでは景色です。

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サドルロードの最高標高地点のすぐ近くに、プウフルフルという小高い山があるのですが、そちらにも登ってみることにしました。久しぶりに登ったのですが、ここから望む景色も気持ちいい~!ちょっと息が切れますが(笑)。
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ヒロの町では、レインボーフォールを見学し、いつものようにビッグアイランドキャンディーに寄った後で、ちょと公園にも寄ってみることにしました。お客様からネネが見たい!というご要望があったのですが、最近ハレマウマウ火口からの煙の影響か、かなりの数のネネがキラウエアの国立公園からヒロの町に避難(?)してきているようなので、それを目当てに立ち寄ったというわけです。
いました、いました!この日は10匹程度見ることができましたよ。匍匐前進で近づいて、アップでパチリ!ん~、いつ見てもかわいいですね。
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キラウエアの国立公園では、お客様は前日他のツアーで、ジャガーミュージアムにも行かれたということだったのですが、何も説明を受け無かったということでしたので、たっぷりご説明しながらご案内。ハレマウマウ火口からの煙は、相変わらず左の写真のようにすごい状況でした。
この後、チェーーオブクレーターズロードをおりて、溶岩が海へ注ぎ込む場所を望めるところへ。プウウオオ火口からの煙が漂ってきていて見通しは若干悪かったものの、溶岩台地の雄大な景色をお楽しみ頂きました。
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その後、国立公園内でバードウォッチングなどをして、カラパナへ。駐車場へはスムーズに入ることができました。
溶岩は、岬の裏に流れていて、残念ながらどろどろ海に注ぎ込む様子はご覧頂けなかったのですが、比較的活発に水蒸気爆発を起こしていて、溶岩が飛び散る様子をご堪能頂きました。
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で、帰りは、星空よりもハレマウマウ火口が赤く染まる様子を見ることを優先したいというご希望でしたので、サドルロードでは無く、いったん国立公園に戻って南回りで帰ることにしました。この日も、煙が出ている穴は真っ赤に染まって綺麗でした。この日の昼間の様子と比べてご覧下さい。
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星の方は、この日は雲が多めで2箇所に分けてご案内することになってしまったのですが、何とか8割程度はご覧頂くことができたかなという状況でした。ここのところ、低気圧の影響で、ハワイ島は雲が多い日が続いているのですが、そのような条件にしては、良く見えたほうかなと思います。
今、こちらでは29日の夜の10時なのですが、さらにお天気が悪化しています。マウナケアも含めてハワイ島全域で星はまったく見えていない模様です。早く、スッキリしたお天気に戻ってほしいなぁ。
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