月夜を楽しもう!

カテゴリー: ツアー情報 | 投稿日: 2006.9.6

9/4は満月の3日前ということで、スポットライトのような明るい月があがっていました。
自然の明かり以外は、懐中電灯のみというキラウエアのエンドオフロード。
日が沈むと、じょじょに月が自己主張を始めました。
海はきらめき、景色は青みを帯び、舞台に立ってスポットライトを浴びているようなくっきりとした自分の影が伸びていました。
星を見るのには邪魔な月ですが、星が見えないと嘆いていても仕方がありません。月がいるなら月を楽しみましょう。
望遠鏡で見ればこんなに見事なクレーターも見えます。
(満月の日はクレーターは楽しめませんので、あしからず)
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(写真をクリックすると、少し大きくなります)
海のきらめきは、見た人にしかわからないと思いますが、うごめく波間が絶え間なく変化して、幾何学模様が現れては消え、消えては出るという感じ。
内陸に目を転じると、溶岩の荒涼とした風景がすべて見えます。
なんてきれいなんだろう・・・・・
ペレの焼けなかったキプカが点々と島のように点在し、黒い溶岩が今にも流れそうな躍動感までが見えます。
プウオオ噴火口の噴煙も見えています。
昼間とは違い、幻想的な絶妙なライティングです。
自然って本当にすごい!
もしも、アーティストに、光で何かを表現しなさいといっても、月明かりや、星の淡い光を表現する人はいないでしょう。
ギラギラの色鮮やかな照明を使うことでしょう。
残念ながら私のへっぽこ写真では、あの美しさは表現できませんが、想像してみてください。
自然の明かりだけで楽しむ、クレストの長い長い夜。
長いから帰るのは遅いですけど、たっぷりと堪能していただきます。
恐竜も感じていた闇の中の自然の明かり。