空いろいろ 続き

カテゴリー: 雑感いろいろ | 投稿日: 2006.11.27

昨日、記事を書いていて寝入ってしまい、起きたら朝。
しかも、停電があったみたいで、PCはOff、電化製品の時計もリセット。
せっかく書いた記事が全部消えちゃった。ガ~ン・・・・・
という訳で仕切りなおし。
今日は、広い空を横切る、我々の母なる星太陽のお話。
1億500万キロ彼方にある、地球から一番近い恒星です。
ジャンボジェット機で遊びに行くとしたら、約17年もかかる距離です。
ハワイなんて近いでしょ(笑)
1秒間に6億7千万トンの水素を燃やし続けるすごい核融合炉。
しかも、太陽中心部で起きた核融合は、なんと10万年以上かかって表面に達し、光となり地球に8分後に届くのです。
今、我々が受けている太陽の恵みは、10万年前の核融合によるものです。
太陽を研究する学者いわく、太陽は知れば知るほどなぞに満ちた天体だそうです。
そんな不思議に満ちた太陽を観察しないなんてもったいない。
昼間は明るくて、特殊なフィルターを着けなければ見られない太陽ですが、この日は大気がクリアーじゃなかったので、何とか見ることができました。
天体望遠鏡の直焦点撮影で撮ってみました。
通常はいきなり太陽を望遠鏡で覗くと、夕日とはいえ、深刻な障害を受けることがありますのでご注意ください。
DSC_0798.jpg DSC_0803.jpg DSC_0806.jpg
(写真をクリックすると少しだけ大きくなります)
太陽高度が高いと、太陽の光はほぼ無色透明ですが、太陽高度が下がると黄色、赤へと変化しますね。
ハワイでは、太陽が垂直に来る日が年に2回あります。
この時は、太陽光線は大気の厚みだけを通過しますが、日が傾くと地球の大気を斜めに通過します。
分厚い大気の層を通過するため、青や紫のといった屈折率の高い短い波長の光は、我々の眼にはほとんど届かず、波長の長い赤い光だけが届くので、夕日は赤くなります。
左の写真はまだ緑の光が届く上部が黄色く、緑も届かなくなる下部は赤くなっていますね。中央はシャッターチャンスを逃してしまいましたが、だるま夕日になりました。英語ではその形からΩ(Omega Sunset)といいます。
太陽が水平線に近づいたときに、水面付近に鏡に映ったような太陽が見えます。手ブレしないようにセルフタイマーにして撮ったので、チャンスを逃してしまいました。
3枚目の写真は海に沈んでいく太陽ですが、大気がクリアーだと、この後すぐにグレーンフラッシュが起こりますが、この日は大気が霞んでいたので、太陽も真っ赤になり、グリーンフラッシュも起きませんでした。
一日のうちで、いろんな表情を見せてくれる太陽。
皆さんも、もう少し太陽に興味を持ってみましょう。
太陽がちょっと余計に燃えるだけで、北極の氷が消えてしまったり、ちょっとおとなしくなっただけで、氷期がきてしまう。
我々の地球は、太陽しだいという面もありますので。
もっともっと太陽のことを語りたいのですが、とめどなくなってしまうので、この続きはツアーの帰り道に質問ください(笑)
では、次回は月にしましょうね。 Aloha!