ハワイ火山国立公園の鳥たち

カテゴリー: 雑感いろいろ | 投稿日: 2007.2.3

私は鳥のさえずりに包まれて、可愛い仕草を見ているときが一番安らぎます。
子供の頃、そんなに可愛いと思わなかった鳥たちですが、歳をとればとるほど多くの生き物が可愛く思えるようになりました。
鳥を見ていると、種によってかなり個性があり、同じ種の中でも性格の違いなどもあり、観察していると、だんだん習性を理解してきます。
どういう場所でどの鳥に逢えるかなどわかってくると、バードウォッチングも楽しさ倍増です。
今日は溶岩と星のツアーで訪れる、ハワイ火山国立公園のハワイ固有種をご紹介します。
生息数が少なく、ツアー中に逢える人はラッキーなのですが、とにかく可愛いネネちゃん。
何度もこのブログでも宮ちゃん、私が紹介してきたハワイ固有の雁です。
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(写真をクリックすると少し大きくなります)
いろいろな表情を見せてくれる可愛いネネちゃんです。
左は舌をべろ~んと出しながら、雄叫びを上げるねねちゃんです。
中央は・・・宇宙人みたいな顔ですね。口は半開きで、舌がはみ出してますよね。ん~おまぬけでキャワイィ~♪
右は横顔。優しい瞳に短いくちばし。ゴムでできてるみたいなお口です。
ん~なんて可愛いんだろう・・・キュート♪
一度は地球から消えようとしたネネちゃん。
手厚い保護の甲斐あって、何とか絶滅はしなかったものの、依然危険な数で
あることには変わりがありません。
もともとはハワイ島、マウイ島の山の中腹に生息していましたが、アホな人間たちが、ねずみ退治のためにマングースを放ち、野良ネコが繁殖し、ネネは襲われ激減しました。
天敵のいなかったハワイで進化したネネは、地面で卵を産みヒナを育てます。
マングースやネコにとって格好のご馳走になってしまいました。
現在、メインの島でマングースの唯一いない、カウアイ島に一部を移住させ、
ハナレイのタロイモ畑でのんびり暮らしています。環境の全く違うタロイモ畑
で、新しい餌をとり、気候の違いにも適応して、すくすくと育っていました。
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(カウアイ島ハナレイのネネちゃん)
11月頃から6月頃まで、産卵、子育てをします。
2個から5個程度の卵を産み育てますが、交通事故にあったり、天敵に襲われたり、不届き者があげる塩分の多い人間の食べ物などで病気になったりして、皆が親になれるわけではありません。
この可愛いネネちゃんが、いつも迎えてくれるような国立公園になって欲しいものです。
今日は時間切れで、ネネちゃんで終わってしまいました。
森の宝石のような美しい鳥アパパネちゃんは、また次回にします。
では、また。Aloha~!