1/29の溶岩と星のツアー

カテゴリー: 溶岩情報 | 投稿日: 2007.1.31

1/29はアリューシャンの南に、ハリケーン並みの強い低気圧がいて、吸い寄せられるようにハワイの北の低気圧が移動し、低気圧がハワイの北に南北に並んでいました。そこに南西から強風が吹き込みました。
西の海は白波が立ち、クジラ発見不可能状態。
逆に東の海岸は穏やかでVogが出て、普段の西海岸のようでした。
ハマクアコーストも、リーワード側になってしまい、穏やかで快晴でした。
ヒロからも、午後だというのにこんなに見事にマウナケアが見えました。
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(写真をクリックするとちょっとだけ大きくなります)
チェーンオブクレーターズロードも、海側が風上側となるため、海からの湿った風が崖に当り、同じ場所から線を引いたように雲が湧き上がり、崖の上と下とでは全く天気が異なり、お客様もびっくりしていました。
眼下には快晴の海にクルーズの船が浮かび、さんさんと太陽が輝いています。でも、自分たちがいる崖の上は厚い雲に覆われ、冷たい風が吹き荒れ、写真を撮るのもままならない荒れ模様。
自然を肌で感じられるハワイ島は、日本の皆さんにとってかなりのインパクトがあるようです。
海沿いの人のいない場所でのんびりお弁当。
溶岩の凹凸を利用して、風をよけながらお弁当を食べている中、クルーズの船がゆっくりゆっくり溶岩に向かって進んでいきます。
風が強く、海は波立っていますが、多くの乗客がデッキでハワイ島の自然を満喫していました。
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お弁当を食べている場所から見たオーシャンエントリーです。
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溶岩の流れが、東側のE Kailiili、Kamokuna エントリーに多く流れていて、肝心のE Laeapuki は蒸気も少なくなっています。
明るい間は写真のように、望遠鏡でも赤い溶岩を確認することはできません。
お弁当を食べ終わると、見事なサンセットが観れました。
その後エンドオフロードから20分のハイキング。
今日はオンショアの風なので、どんな見え味だろう?ワクワクしながら歩き出しました。
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オーシャンエントリーは、1箇所のみ赤い溶岩を直接見る事ができました。
溶岩の出口が、かなり低い場所のために、水面から出たり隠れたりしていました。干潮にもかかわらず、水面ギリギリとは予想外でした。
潮が満ち、出口が固まったりすれば、また大きな変化が出るかもしれません。
オンショアの風のため、船に乗っていた人には煙に邪魔されずに、最高のプレゼントになったことでしょう。
通常は有毒ガスのため、船からの観光は厳しいですが、この日ばかりはうらやましかったです。
プラマパリの溶岩は、PKK、Campout 両から地上にあふれ、2本の流れができていました。量は少ないですが、PKK側は、かなり下まで来ています。
月光に照らされながら歩いて帰りましたが、月明かりだけで歩くと、雲の移動に伴い、日陰(月影というのかな)になったり、明るく照らされたり、青白い光が変化に富んでいて、メチャ楽しかったです。
雲がどくと、スポットライトを浴びたみたいに明るくなり、ステージ立っている感じ(って立った事無いですが)
月夜の晩も星は見えにくいけど、なかなか良いものです。
今は特に、可愛い土星ちゃんがいるので、お客様も大喜びでした。
では、Aloha~!