遅ればせながらPart2“Kona Snow”

カテゴリー: ハワイ島情報 | 投稿日: 2007.1.27

皆さん、お久しぶりです。
あいかわらず、ローペースな更新で申し訳ありません。
今日は美味しいと評判の、クレストコーヒーになるコーヒーの花をご紹介します。
クレストコーヒーの契約農園に行って写真を撮ってきました。
今年は若干早めの花が咲きました。
例年よりも10日から2週間ほど早いようです。
コーヒーの木の枝に白い花が咲き、まるで枝に雪が積もっているように見えることから“Kona Snow"と言います。
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(写真をクリックするとちょっとだけ大きくなりますよ)
純白の花はジャスミンのような良い香りがし、たくさんのミツバチが集まり、8~9月ごろ収穫される美味しいコーヒーの実を結びます。
花はわずか3~5日ほどしか咲きません。一番きれいなピークを2日ほど過ぎてしまいましたが、1月20日に農園に行って写真を撮ってきました。
コナコーヒーフェスティバルの、テイスティングコンテストで優勝した実績のある農園で、豆も粒が大きく良い豆ですよ。
収穫量が少なく、米本土のお得意さんに送っているので、コナでもなかなか買えない美味しい豆です。
枝に付く実は、ばらばらに熟し、赤く色づいた実だけを手摘みします。
そうです。コナコーヒーは一粒一粒手で摘むのです。
機械で一気に熟れていない実まで摘んでしまう、安物コーヒー産地とは違うのです。何度も何度も同じ木を収穫するので手間がかかります。
収穫した実を水でふやかし、機械で皮を剥くと見慣れたコーヒー豆の形の種が出てきます。この状態をParchment(パーチメント)といいます。
パーチメントを1週間ほど干して乾燥させ、薄皮を剥くとGreen Bean(グリーンビーン)になります。
グリーンビーンをローストして初めてあの良い香りがするコーヒーになるのです。
実を摘み、実を剥ぎ、乾燥させ、薄皮を剥き、焼くという行程ごとに重さは軽くなります。100パウンド(45.36kg)のチェーリーが、製品になるときには17パウンド(7.71kg)程度にまで軽くなってしまいます。
その全てが美味しいコーヒー豆になるとは限りません。
その中でも6つのグレードに分けられます。
上からエクストラファンシー、ファンシー、No.1、セレクト、プライム、No.3
です。一番下のNo.3はコナコーヒーと呼んではいけません。クズ豆です。
主に大きさで分けられますが、水分量、一定量あたりのダメ豆の数などの基準で分けられます。
スーパーマーケットなどでは、グレード分けされていないものが多く、小さな豆は焼けすぎ、大きな豆は半生ということになり、酸味や苦味がきついコーヒーになってしまいます。
コーヒーは豆の素性と、焙煎が両方良くないとダメなんです。
さらに、挽き方と入れ方でも大きく味が変わりますので、皆さんもいろいろ試してみてください。
もちろん、良い豆で試さないと、いくら努力をしても美味しく入りませんからね。
クレストコーヒーは、良い豆を最高の焙煎で焼いていますので、酸味が無く、苦味もまろやかです。最高の条件で飲んでいただくように、豆の状態で販売しています。飲む前に挽いてお飲みください。
ツアーに参加したら、ぜひこの絶品コーヒーを試してみてください。
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では、また・・・Aloha~!