2/4&2/6のキラウエア溶岩情報

カテゴリー: 溶岩情報 | 投稿日: 2007.2.8

2月4日と2月6日の溶岩の様子をお伝えします。
まず2日ですが、イースト・ラエアプキのオーシャンエントリーは、岬の西側に広範囲に流れ込んでいています。全体としては奥のカモクナエントリーが盛んに流れ、ラエアプキは少し量が減ってきているようです。でも、あまり蒸気に邪魔されずに、良く見えているので、お客様にとってはなかなかの眺めになっています。
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(写真をクリックすると少し大きくなります)
この3枚は6:37pm~6:41pmまでの写真です。日没が6:14pmでしたので、まだ、周りの景色も見えています。蒸気がかぶってしまうと、この明るさではあまり良く見えませんが、この時間にしては良く見えていました。
でも、まだ見えるというだけで、最高の見え味ではありません。
この後、辺りが暗くなると蒸気が赤く染まり、溶岩も赤く光りだします。
何度も何度も望遠鏡を覗いていると、刻一刻と溶岩の流れも変化します。この変化も溶岩見学の醍醐味です。
同じプラマパリの溶岩も、6:40では左下の写真のように数箇所がわずかに赤くなっていましたが、見ている間に中央下の写真のように勢い良く流れはじめました。(7:20pm)
クレストの溶岩見学は、ただ見えたというのではなく、溶岩観測という感じで、いろいろ注意深く観察していただきます。
ちょっとしたきっかけを与えてあげると、お客様は自分でいろいろと発見をしていきます。ただ見ただけとは違い、深く心に残ります。
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オーシャンエントリーも、暗くなるとこんなに見え味が変わります。望遠鏡で覗くと、ひとつの流れがアップで見える感じです。
かなりの迫力がありました。
続いて2月6日の溶岩です。
この日も、何箇所も海に流れる溶岩が見えました。
蒸気にあまり邪魔されずに、常に見えていたので、天体望遠鏡と各自に貸し出す双眼鏡で、飽きるまで眺めていただきました。
この日も流れにかなりの変化があり、お客様もどんどん変わる地球の営みにビックリされていました。
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6日は、溶岩見学の時間帯が潮が満ちていたので、溶岩の滝の落差が少し小さかったですが、表面の薄く固まった黒い模様が動いていくのが見え、流れている様が見えたので、なかなか面白かったです。この日は風がほとんど無く、望遠鏡の倍率を上げることができました。いつも私は80倍で覗いていますが、この日は160倍で観ることができました。真っ赤に流れる溶岩の川がウネウネうごめいていました。
6日は、生き物に恵まれ、カワイハエではザトウクジラが近くで何度も何度もジャンプ!双眼鏡で覗くと、ジャンプした体に水が滝のように白く流れ、ものすごい迫力でした。
ハマクアコーストでは、ハワイ固有のノズリ(鷹の一種)イオをなんと3回見ました。
火山国立公園でのバードウォッチングでは、アパパネだらけで、何度も何度も枯れ枝に止まり、鳴きまくってました。
ハワイアマキヒに会えるポイントでは、目の前の枝に止まり、縄張りをアピールし、たっぷりと双眼鏡で眺めました。
あ~、何て綺麗な声なんだろう!
癒されました。何度行っても毎回違う国立公園。何て楽しいんだろう!毎日行っても飽きない!家事や雑務をしなくて良いなら、毎日行きたいな。っていうか、仕事しなくて良かったら住みたい。
宝くじ当たらないかなぁ~。